広島県鉄構工業会、高力ボルトのすべり係数を広工大で構造実験

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 広島県鉄構工業会(理事長・山本泰徳ステントス社長)の青年部会と鉄骨製作部会は先月31日、広島工業大学構内で実験見学会を開催。ファブリケーターや学生ら約40人が参加した。

 実験テーマは「拡大孔を有する亜鉛めっき高力ボルト2面摩擦接合のすべり係数に関する実験」。高力ボルトへの亜鉛めっき付着量が多いと、径が大きくなり施工が難しくなる。今回の実験は、ボルトを挿入する孔の拡大が可能かを確かめ、将来的に鉄骨ファブリケーターの作業性向上を目指すもの。

 溶融亜鉛めっき高力ボルトのボルト孔径はプラス2ミリとの規定がある。実験ではボルト孔径プラス3ミリの鋼板プレートが用意され、接合面すべり係数を2回計測した。接合部の滑りにくさを表しているすべり係数の平均値が、拡大孔でも建築基準法に基づく数値を十分クリアしたことが確認された。