ブレーブス延長戦制す Dバックス・平野の暴投が決勝点に

【ブレーブス7-6ダイヤモンドバックス(延長10回)】@チェイス・フィールド

前日レッドソックスに大逆転負けを喫したブレーブスは、初回にニック・マーケイキスのタイムリーなどで2点を先制し、4回表にはカート・スズキに11号2ランが飛び出して4対0と4点をリード。その後、4回裏にニック・アーメッドのタイムリー二塁打で3点を失うなどダイヤモンドバックスの反撃に遭ったものの、6対4と2点をリードして9回裏を迎えた。ところが、7番手のジェシー・ビドルがA.J.ポロックの犠牲フライとポール・ゴールドシュミットの32号ソロで2点を失い、試合は延長戦に突入。ブレーブスは10回表に二死満塁のチャンスを作り、ここでマウンドに上がった平野佳寿の暴投で勝ち越しに成功した。その裏を8番手のブラッド・ブラックが無失点に抑え、7対6で逃げ切り。ブレーブスは試合がなかった2位フィリーズとのゲーム差を3.5に広げた。

今季のブレーブスは敗戦のダメージを引きずらないことが安定した戦いを支えている。日本時間4月15日のカブス戦で8回裏に9点を奪われて逆転負けを喫した直後に同地区ライバルのフィリーズとの3連戦を2勝1敗で制し、8月中旬にロッキーズ4連戦で被スイープを喫したあとは8試合で6勝して地区首位の座を死守。今回も危なっかしい戦いだったとはいえ、大逆転負けの嫌な流れをすぐに断ち切った。なお、10回表二死満塁の場面でピンチ脱出を託された平野は、エンダー・インシアーテに対する3球目のスプリッターが痛恨の暴投に。ブレーブスに決勝点を献上し、ダイヤモンドバックスは地区優勝争いとワイルドカード争いから一歩後退してしまった。

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