北海道の雨のピークは今夜~あすの明け方 土砂災害に警戒を 東・西日本は激しい雨の降るおそれ

8日午前6時までの3時間降水量予想

 北海道の雨のピークは今夜からあす8日(土)の明け方にかけてとみられ、地震で地盤が緩んでいるため、土砂災害に十分注意が必要となる。また、東日本・西日本では、10日(月)頃にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みで、落雷や突風、ひょうにも注意が必要だ。

北海道の雨のピークは今夜~あすの明け方

 北海道付近は、あす8日(土)にかけて、沿海州を北上する低気圧からのびる寒冷前線が通過するため、大気の状態が不安定となる見込み。北海道では、断続的に雷を伴って雨が降り、日本海側南部や太平洋側西部を中心に大雨となる見通しだ。
 「平成30年北海道胆振東部地震」で揺れの大きかった地域では、地盤が緩んでいるおそれがあり、雨のピークとなる今夜からあす8日(土)の明け方にかけて、特に土砂災害に十分注意が必要となる。

東・西日本は10日(月)にかけて激しい雨

 前線が来週10日(月)頃にかけて東日本から西日本に停滞する見通しだ。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本から西日本では、大気の状態が非常に不安定となる。そのため、東日本から西日本では局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降り、雨量はさらに増える見込み。

 土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。東日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。降ひょうのおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも注意したい。

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