【代表】イングランドが勝ち続けるために…サウスゲート監督が解決すべきいくつかの課題

UEFAネーションズリーグを前に会見を行うサウスゲート監督

イングランド代表は今週、UEFAネーションズリーグでスペイン代表と対戦する。ロシアワールドカップでは28年ぶりにベスト4に進出したが、あと一歩のところで優勝を逃してしまった。イギリスメディア『skysports』では、イングランド代表が勝ち続けるために必要ないくつかの課題を紹介している。

一つは強固なディフェンスができるディフェンスが不在だったという点だ。ガレス・サウスゲート監督はジョーダン・ヘンダーソンやデリ・アリ、ジェシー・リンガードを中心に中盤を構成しており、多彩な攻撃パターンはあっても体を張って相手の攻撃の芽を潰すMFが不足していた。そのため、ベルギーのケビン・デ・ブルイネやクロアチアのルカ・モドリッチといったワールドクラスの選手を自由にさせてしまい、何度もチャンスメイクを許していた。イングランド国内ではトップチームでプレーしているボランチの選手は少なく、今後最も解決に時間がかかるであろう課題である。

次に躍動している若い世代をどうチームに落とし込むかという点だ。イングランド代表はU-17、U-19、U-20の国際大会でそれぞれ優勝を果たしており、過去2年間で前例にないほどの成功を収めてきた。マンチェスター・シティのフィル・フォーデンやボルシア・ドルトムントのジェイドン・サンチョは創造性あふれるプレーヤーだが、A代表ですぐに活躍することができるだろうか。サウスゲート監督はこの問題について「サポーターら他の者と同じように、私も彼らアンダー世代の躍動は非常に満足している。ただ、私たちはより注意深く彼らの起用を考えなければならない。すべての物事に対処できるくらいの実力をクラブで証明しなければならないし、世界を勝ち取るためにはそれが現実的かどうか考えなければならない」とコメント。過去にもイングランド代表はスター選手ばかり起用し結果を残せなかったこともあり、サウスゲート監督は慎重な姿勢を見せている。

参照『skysports』

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