熊日賞に大野さん(熊本市) 第36回くらしの工芸展

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グランプリの熊日賞に選ばれた大野典子さんの染織「紬織のきもの」

 第36回くらしの工芸展2018(県伝統工芸館、熊日主催)は7日、熊本市中央区世安町の熊日本社で審査があり、グランプリの熊日賞に大野典子[ふみこ]さん(72)=同区=の染織「紬[つむぎ]織のきもの」が選ばれた。

 受賞作は、絹糸をサルスベリや藍などで染めて織り上げた着物。「一見すると繊細だが、色の組み合わせはむしろ大胆。使いやすい色合いにも仕上がっている」などと高く評価された。

 準グランプリの県伝統工芸館賞は藤本紀子さん(48)=大津町=の編組「シュロの葉のバッグ」が受賞。材料が珍しく、使いやすさを考えて作られている点などが評価された。  暮らしに安らぎやぬくもり、楽しさを与える生活工芸品を対象にした公募展。県内外の143人から224点が寄せられ、入賞10点、入選151点が決まった。

 審査員は、宮崎珠太郎(竹工芸家、山鹿市)、小川哲男(陶芸作家・日本工芸会正会員、佐賀市=天草市出身)、荻野克彦(プロダクトデザイナー、東京都)の3氏が務めた。富山弘基氏(京都伝統染織学芸舎主宰、京都市)は体調不良で欠席だった。

 入賞・入選作品を展示・抽選販売する作品展は10月30日~11月4日、熊本市中央区千葉城町の県伝統工芸館で。初日の30日は午前9時半から開会式と表彰式があり、審査員による作品解説もある。(西島宏美)