県展の審査始まる 応募1425点、厳正に 長崎県美術館で16日開幕

 長崎県内最大の美術公募展「第63回県展」(長崎県、長崎県教委、長崎県美術協会、長崎県文化団体協議会主催、長崎新聞社など後援)の作品審査が7日、長崎市出島町の長崎県美術館で始まった。9日まで県知事賞をはじめとした入賞・入選作品を厳正に選ぶ。

 出品総数は前年より97点少ない1425点。内訳は日本画59点(前年67)、洋画170点(同226)、彫刻21点(同16)、工芸72点(同93)、書468点(同461)、写真461点(同494)、デザイン174点(同165)。

 ことしから長崎県内の各町長賞を新設した。7部門の審査員計31人が審査に臨み、入選は例年通り出品数の5割程度になる見通し。彫刻部門の審査員を務める桶本寿さん(76)は「大型の作品が少ないが、実験的な作品もあり、バラエティーに富んでいる」と話した。

 審査結果は15日午前10時に同館と同展ホームページで発表。入賞・入選作の展覧会は16日に長崎県美術館で開幕する。

作品を厳正に選考する彫刻部門の審査員=長崎市、長崎県美術館

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