田中8回無失点で11勝目 ヤンキース2本塁打で強力援護

【ヤンキース4-0マリナーズ】@セーフコ・フィールド

勝負の9月にとても心強い投球だ。敵地でのマリナーズ戦に先発した田中将大が8回3安打無失点の活躍で今季11勝目を挙げた。立ち上がりに走者を背負うも後続を断った後は相手打線を4イニング連続無安打に抑えるなど調子を上げて試合をつくった。勝利した田中はこれで今月は2戦2勝、防御率0.60と驚異的な成績となった。

田中を援護したい打線は2回、グレイバー・トーレスの2ランで先制。続く3回には無死一塁からアンドリュー・マカッチェンがヤンキース移籍後初の一発を放って序盤から4得点とリードを広げた。この日の田中にとってこの4点はとても心強く、安定した投球でイニングを消化していく。迎えた6回には2死一・三塁のピンチを迎えるがロビンソン・カノーを空振り三振に抑えた。

敗れたマリナーズは先発のジェームズ・パクストンが6回4失点、打線は6回、田中からマイク・ズニーノが二塁打、ジーン・セグーラも安打で続きチャンスをつくるも田中の前に10個の三振を喫し、わずか3安打に抑えられて手も足も出なかった。

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