渡辺棋王、山崎八段を下し準決勝へ 将棋日本シリーズ熊本大会

将棋日本シリーズJTプロ公式戦熊本大会で対局する前年覇者の山崎隆之八段(右)と渡辺明棋王=8日、益城町

 将棋日本シリーズJTプロ公式戦熊本大会(2回戦第1局)が8日、益城町のグランメッセ熊本であり、渡辺明棋王(34)が昨年同シリーズを制した山崎隆之八段(37)を133手で下し、準決勝進出を決めた。日本将棋連盟、熊本日日新聞社主催。

 39回目を迎える同シリーズは、将棋のトッププロ12人が早指しでタイトルを争うトーナメント戦。持ち時間各10分(1分間の考慮時間5回あり)、以後30秒秒読みのルールで戦った。

 大会には、県内外から家族連れら約1800人の将棋ファンらが来場。馬刺しや辛子れんこんなど熊本名物の話題を織り交ぜた深浦康市九段と鈴木環那女流二段の大盤解説を楽しみながら、手に汗握る熱戦を見守った。

 勝負は、先手の渡辺棋王が守りを固めながら、山崎八段が広く構える戦い。それぞれ持ち味を生かした駒組みから優劣が付け難い展開が続いた。終盤に山崎八段が繰り出した3四同銀、4五銀がぎりぎりの勝負手。渡辺棋王が冷静に受け、最後は豊富な駒を生かして寄せ切った。

 勝った渡辺棋王は、10月21日に名古屋市で開催される準決勝第1局で、羽生善治竜王と豊島将之棋聖の勝者と対戦する。(松本敦)

©株式会社熊本日日新聞社

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