ツインズ・サンタナの今季中復帰は厳しい見込み

ツインズは地区2位ではあるが、ポストシーズン進出は厳しい状態にある。昨年はワイルドカードで進出はできたが、今年は勝ちきることができず苦戦している。その一因として考えられるのは昨年16勝を挙げたアービン・サンタナの不在だろう。

サンタナは今季もエースとしての働きが期待されたが、右中指の故障でシーズン開幕から戦線離脱。2月初旬の手術の影響で復帰は7月までずれ込んだ。今季初登板となった日本時間7月26日のブルージェイズ戦では5回3失点も勝敗つかず、通算5試合に登板も0勝1敗 防御率8.03の成績で再度DL入りとなった。ポール・モリタ―監督は「私たちはできる限り最善のサポートをしたい」とコメントを残しており、サンタナの復帰を待っている。

しかし、サンタナは今季が契約最終年であり、来季契約決定は球団次第となっている。更新となれば1400万ドルを得ることができるが今回の右中指のケガによってそれは難しい。昨年のような圧倒的な成績を残しているのならば残留の可能性もあったが、故障に悩まされたためにシーズンオフはFAになるとみられている。現地メディア「MLB TRADE RUMORS」でも「驚くべきことではない」とサンタナの去就が予想できているようだ。

35歳となったサンタナは今季は再びマウンドに立つことはないだろう。ツインズ4年間で30勝25敗 防御率3.68の成績を残している。今、球団内ではサンタナの契約について早急に話し合う機会が必要だという。良い知らせを聞くことは難しそうではあるが、まずは正式な決定を待とう。今後、サンタナ自身も1日でも早い復帰を目指し奮闘する。

© MLB Advanced Media, LP.