西~東日本で大雨続く 土砂災害に厳重警戒

きょう午前4時30分時点の土壌雨量指数

 日本付近に停滞する前線の影響で、きょう(月)は西日本や東日本を中心に、雷を伴って非常に激しい雨の降る所があり大雨となる見込み。西日本と東日本ではこれまでの大雨で土砂災害の危険度が高くなっている所があるため、厳重な警戒が必要となる。また、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要だ。

 前線が東シナ海から西日本を通り、東北南部にかけて停滞している。前線は今後東へ進み、夜には奄美地方から東日本太平洋側にのびる見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から東日本では、大気の状態が非常に不安定となっていて、特に四国から東海にかけて活発な雨雲がかかっている。四国では降り始めの6日(木)午後2時から10日(月)午前4時までの総雨量が600ミリを超えている所があり、近畿や北陸でもこれまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっている所がある。

予想される雨の量(多い所)

 西日本ではきょう昼過ぎにかけて、東日本では夜にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、総雨量がさらに増え、大雨となる見込み。
 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

きょう昼過ぎの発雷確率

 また、西日本から東日本では、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。ひょうの降るのおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

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