【MLB】右肘不安も打撃好調の大谷に敵将賛辞 「誰もが見たいエキサイティングな男」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ホワイトソックスのレンテリア監督から絶賛された大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地ホワイトソックス戦に「4番・DH」でスタメン出場。8回に快足を飛ばして“右前二塁打”を放った。7試合連続ヒットで、スタメンでは10試合連続安打を記録。3打数1安打1四球で打率は.291に上昇。試合前には敵将から「ベールボールファンなら誰もが見たいと思うエキサイティングな男」と絶賛。そして、大谷効果でMLBに将来的に二刀流選手の到来も予期していた。

「ショウヘイ・オオタニがホワイトソックス監督リック・レンテリアから絶賛される」と特集したのは地元紙「シカゴ・サンタイムズ」だった。

 大谷はシカゴ遠征の3連戦で全試合指名打者で先発。初戦は豪快な3ラン、前日はあわや満塁ランニングホームランという走者一掃の三塁打を含む、4打数2安打3打点。そして、この日は“右前”二塁打の活躍で、チームの4連勝に貢献した。

 右肘靭帯損傷が新たに発覚後、打者一本で爆発を続ける不屈のルーキーに、ホワイトソックスのレンテリア監督も最大限の評価を送っている。

「彼ほどエキサイティングな選手は、ベースボールファンなら誰もが見たがると思う。最終的に腕が完治すれば、あそこまで色々なことができる選手を見るのは興味深い。彼は打てるし、走れる。間違いなく投手としての能力も高い。これは野球の(投打)両面における特殊なスキルだ」

 靭帯再建のためにトミー・ジョン手術が有効とされている大谷。肘完治による、二刀流の復活を敵将も心待ちにする様子だった。そして、大谷の活躍で将来的にメジャーで二刀流の登場の可能性を否定しなかった。

「もしも、そこまで才能がある選手なら、クラブ側も選択肢として検討するだろう」

 レンテリア監督はこう語る。米メディアも「2018年のMLBはオオタニがデビューした年と記憶されるべき」と報じるほどのインパクトを残した大谷。未来の二刀流の後継者への扉を開くような活躍を続けている。(Full-Count編集部)

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