九州大学、宇宙ゴミ観測用の超小型人工衛星のクラウドファウンディングを開始

九州大学工学部宇宙機ダイナミクス研究室は、宇宙ゴミを観測できる超小型人工衛星を実現する為のプロジェクトをクラウドファンディングサイト「Readyfor」で開始しました。

宇宙ゴミを観測できる超小型人工衛星」は九州大学の学生達が中心となり、2年後の完成を目標に研究が進められています。

第1ステップとして、2019年3月末までに「試作機の制作(打ち上げ時の負担やセンサの動作検証)」。第2ステップとして、2019年〜2020年に「試作機の制作と試験を繰り返し、衛星の問題を解消」。第3ステップとして、2020年〜2021年頃に「打ち上げに用いる実機の制作と打ち上げ」を予定。

今回のクラウドファンディングは、この第1ステップにおける試作機の制作と検証の為の支援者を募っています。
プロジェクトが成功した後は、試験モデルの製作に取り掛かり、試験モデルを利用したロケット打ち上げ時にかかる負荷の検証、センサーの動作確認などを2018年中に行います。

プロジェクトへの支援コースは、5,000円〜300,000円の6種類。
「寄付金受領証明書」「お礼のメッセージ」「研究開発報告書」や「天体観測会への招待」「開発現場の見学会」「試作機・衛星本体への名前の記載」がリターンとして準備されています。

支援受付期間は9月28日(金)の23:00まで。目標金額に達した場合のみ成立となっています。

Image Credit:九州大学工学部宇宙機ダイナミクス研究室
■宇宙開発の発展に不可欠!宇宙ゴミを観測できる超小型人工衛星
https://readyfor.jp/projects/q-li

© 株式会社sorae