JMU、JFEと共同開発の「アレスト技術」適用コンテナ船11隻目を引き渡し

 造船大手のジャパン・マリンユナイテッド(JMU)は7日、呉事業所(広島県)で建造していた1万4千TEU級の大型コンテナ船「ワン・アクィラ」を引き渡したと発表した。JMUが日本郵船のコンテナ船事業向けら計15隻受注し順次引き渡しているもので、今回が11隻目となる。

 同船はJMUとJFEスチールが共同開発した構造アレスト技術で極厚ハイテン「YP460」を使い、積載量を大型化したシリーズ船。JMU独自の省エネ装置であるバルブやフィンも採用されている。

 同船は4月に郵船、商船三井、川崎汽船のコンテナ船事業が統合したオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)へ引き渡された。

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