2台の「ランボルギーニ ミウラ」が英コンクール・デレガンスで1位を獲得

ランボルギーニ ミウラ コンクールデレガンスで1位受賞

2台のレストア済みミウラ、イギリスで快挙

ランボルギーニ・ポロストリコにてレストアされた2台のミウラSが、オックスフォードシャーのブレナム宮殿にあるサロン・プリヴェと、ロンドンのハンプトン・コート宮殿で開催された由緒あるコンクール・デレガンスのそれぞれの部門で1位を受賞した。

◆完璧にレストアされたミウラの外観を見る

この内サロン・プリヴェで受賞したミウラは、かつてロックミュージシャンのロッド・スチュワート氏が所有していた個体。大英帝国勲章(MBE)の受勲者であるデレク・ベル率いる審査団により「1970年代スーパーカーのベストインクラス」「最もアイコニックな車」にそれぞれ選ばれ、「ベストインショー」では3位に入賞した経歴もある。現在はイギリス人オーナーによって所有されており、ランボルギーニ・ポロストリコによるレストアを受けた後、第14回目となるサロン・プリヴェで初めて一般に披露された。

もう一台、ハンプトン・コート宮殿で受賞したミウラは、1971年にシンガポールのオーナーに納車された後、2009年にインドネシア人コレクターのもとに渡り、ランボルギーニ・ポロストリコへレストアが依頼された個体。走行距離は1300マイル弱で、世界でも最も走行距離の少ないミウラである可能性が高い。

ランボルギーニ・ポロストリコとは

サンタアガタ・ボロネーゼの本社内にあるランボルギーニ・ポロストリコは、生産終了後から10 年以上を経たモデル(ランボルギーニ350GTからディアブロまで)のレストアと認定に特化した専門部門。また、文書・記録の保管とクラシックカー用のオリジナルスペアパーツの供給も行う。

アウトモビリ・ランボルギーニは、クラシックカー用のオリジナルスペアパーツの製造に力を入れており、クラシックモデルの65%に対応できる部品を取り揃えると同時に、350GT からディアブロまで、幅広い種類のモデルを対象に毎年数多くの部品を復元させている。2017年には、カタログへ新たに200点のパーツを追加した。

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