大谷が2度目の週間MVP選出 ナ・リーグはハーパー

日本時間9月11日、2018年レギュラーシーズン第24週(現地時間9月3日~9月9日が対象)の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナショナル・リーグはブライス・ハーパー(ナショナルズ)が選出された。

大谷は打率.474(19打数9安打)、4本塁打、10打点、OPS1.828の好成績をマークし、第2週に続いて今季2度目の週間MVP選出となった。右肘の内側側副靱帯に新たな損傷が見つかり、トミー・ジョン手術を受ける可能性が高まっている大谷だが、マウンドには立てなくともバッターボックスでは絶好調。日本時間9月5日のレンジャーズ戦から3試合連続本塁打を記録して4本塁打を放ち、今季の本塁打数を19として日本人ルーキーによる最多本塁打記録を更新した(従来の記録は2006年に城島健司がマークした18本)。エンゼルスは今季の残り試合を打者としてプレイさせる方針を明らかにしており、新人王に選出される可能性も十分にありそうだ。

一方のハーパーは打率.438(16打数7安打)、2本塁打、7打点、OPS1.593という好成績を残し、2017年4月以来自身6度目となる週間MVPに選出された。今季はなかなか調子の上がらない時期が続いていたハーパーだが、9月に入ってからは8試合のうち6試合でヒットを放ち、14個の四球を選んで出塁率は.611という驚異的な水準に達している。日本時間9月9日に行われたカブスとのダブルヘッダーでは8打席のうち7打席で出塁し、チームの連勝に大きく貢献。今季の110四球はリーグ最多の数字であり、不調であっても相手投手に恐れられる存在であることに変わりはない。

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