熊本県内畜産関係者ら緊急会議 岐阜の豚コレラ発生で

©株式会社熊本日日新聞社

岐阜市での豚コレラ発生を受け、畜産関係団体や県職員が対応を確認した緊急対策会議=10日、県庁

 岐阜市の養豚場で9日、国内で26年ぶりとなる豚コレラウイルスの感染が確認されたことを受け、県は10日、畜産関係団体や県職員ら約40人を集め、緊急対策会議を開いた。

 国内での豚コレラ発生は、1992年に県内の錦町で5頭への感染が確認され、32頭が処分されて以来。県によると県内の養豚農場は193戸で、約30万7千頭が飼育されている。

 会議では、発熱や食欲不振、うずくまりといった豚コレラの初期症状や、治療法がないことを説明。感染が疑われる豚がいたら、速やかに県に届けるよう求めた。2016年の韓国での発生例についても報告した。

 県は9日にファクスや郵送で県内全ての養豚農場に注意を喚起。豚コレラウイルスは肉や肉製品を介して広がるため、飼料に食品残渣[ざんさ]を使う農家に対し、加熱処理の徹底を呼び掛ける。八代港や熊本空港などでの検疫体制も徹底する。

 中村秀朗・県畜産課長は「消毒や部外者を農場に入れないといった対策を徹底し、豚コレラ発生国への渡航は控えてほしい」と話した。(植山茂)