レッズ・ジェネットが4安打の大活躍 首位打者に浮上

【ドジャース6-10レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

ナ・リーグ中部地区の最下位に低迷するレッズと、ポストシーズン争いを続けるドジャースの対戦となった一戦は、レッズ打線がドジャース先発のアレックス・ウッドを攻略して初回に4点を先制。その後もエウヘニオ・スアレスの32号ソロやスクーター・ジェネットのタイムリーなどで着実に追加点を奪い、レッズが10対6で勝利を収めた。「5番・二塁」で先発出場したジェネットは3本のタイムリーを含む4安打3打点の大活躍で打率を.315から.320に上昇させ、ナ・リーグ首位打者に浮上。ドジャースは先発のウッドが4回途中7失点(自責点6)と大誤算で、手痛い敗戦を喫した。

試合開始前の時点でリーグ2位の打率.315をマークし、1厘差でリーグ首位打者のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)を追っていたジェネットは、初回の第1打席でライトへのタイムリーを放つと、3回裏の第2打席でライトへのヒット、4回裏の第3打席で再びライトへのタイムリー、6回裏の第4打席でセンターへのタイムリーと4打席連続でヒットを放ち、4安打3打点の大活躍(8回裏の第5打席は空振り三振)。ジェネットが打率を.320へ上昇させた一方、イェリッチは4打数1安打で打率を.315に下げたため、ジェネットは打率リーグトップに浮上した。「チームの勝利を最優先に考えている」というジェネットだが、レッズの選手が首位打者に輝けば1973年のピート・ローズ以来45年ぶりの快挙。ポストシーズン争いが佳境を迎えているメジャーリーグだが、タイトル争いの行方にも注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.