トッド、ノリス、オジエ……DTM/FIA F3ニュル戦は豪華ゲストが多数来場

 9月7〜9日の2日間、ドイツのニュルブルクリンクで行われたDTMドイツ・ツーリングカー選手権。FIAヨーロピアンF3との併催レースだったが、この週末には非常に多くの豪華ゲストがサーキットを訪れた。

 DTMではアウディR5 DTMを駆るレネ・ラストが史上初となる2戦連続のポール・トゥ・ウインを果たし、DTMに新たな歴史を刻んだほか、FIA F3ではミック・シューマッハーが、レース1では惜しくもポールポジションを逃したものの、フロントロウからスタートし見事に優勝。続くレース2と3の両戦でポール・トゥ・ウインを飾り、史上7回目の快挙を遂げるなど、両シリーズで記録が塗り替えられた記念すべき週末となった。

 そんなレースウイークには、多くのゲストが訪れた。まず、2019年にマクラーレンF1のシートを獲得したランド・ノリスがニュルに登場した。ノリスは自身が所属するカーリンの後輩ドライバーである、サッシャ・フェネトラスのプライベートコーチとして登場。レース3ではFIA会長のジャン・トッドとともに、トロフィーのプレゼンターを務めた。

 ノリスは2017年にこのFIA F3でルーキーながらシリーズチャンピオンを獲得しており、マクラーレンのシート獲得という“おみやげつき”の里帰りに、多くのファンからもF1昇進が祝福されていた。

 また、WRCワールドラリー選手権の王者セバスチャン・オジエ、さらに世界ラリークロスにアウディから参戦しているアンドレアス・バッケルド、そしてDTMメルセデスのレジェンドドライバーのベルント・シュナイダー、エレン・ロール、クラウス・ルドヴィクら多くの有名人らが訪れ、晴天にも恵まれたニュルの週末は、数多くの観客で賑わった。

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