九州文化学園小中学校 来年度設置 長崎県が認可

 九州文化学園(長崎県佐世保市)は11日、来年4月に開校予定の小中一貫校「九州文化学園小中学校」の設置が県に認可されたと発表した。認可は10日付。10月には募集や学費などに関する説明会を市内で開く。
 幼稚園や高校、大学などを運営している学園は、5月に設置認可を申請。3日に県私立学校審議会が設置を承認し、中村法道知事に答申していた。
 初年度は中学1年、小学1年生を40人ずつ募集。9年間を通じ▽「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を育む英語教育▽プログラミング教育を取り入れたIT教育▽茶道を軸とした日本文化教育-を充実させる。
 小中学校は旧市立花園中(花園町)跡地に開校。校舎は旧花園中の校舎を活用して整備し、敷地内には茶室も設ける。
 説明会は▽長崎国際大(10月13日)▽長崎短大(同20日)▽市中央公民館(同27日)-の市内3カ所で、いずれも午前10時~正午に開く。
 学園の安部直樹理事長は「学園にとって大きな船出。AIやグローバル化で変化する時代を生きていける子どもたちを育て、地域の教育の多様性に貢献したい」と話した。

来年4月に開校する九州文化学園小中学校の玄関のイメージ図(九州文化学園提供)

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