長崎のバンド「SHANK」 10月から全国ツアー 疾走感あるビート ミニアルバムリリース

 長崎を拠点に活動するロックバンド「SHANK(シャンク)」が、4枚目のミニアルバム「WANDERSOUL」をエイベックス系のレーベル「BAiTFiSH RECORDS」からリリースした。新譜を携えて10月から始まる全国ツアーを前に、メンバー3人が長崎新聞社(長崎県長崎市)を訪れ、楽曲への思いなどを語った。

 SHANK(シャンク)は2004年結成。長崎市立小榊小出身の庵原(いおはら)将平(ボーカル、ベース)、松崎兵太(ギター、コーラス)、池本雄季(ドラム、コーラス)の3人組。2014年に韓国、香港、台湾の公演を成功させ、2015年9月にメジャーデビューした。フジロックなど数々の全国フェスやライブに積極的に出演しているほか、長崎市内でもロックイベントを主催している。

 CDのリリースは約1年8カ月ぶりで、全7曲のうち6曲が新曲。疾走感のあるビートと、メロディーセンスの良さが光る。松崎は「どの曲も時間をかけて録音した。納得のいく出来栄えになった」と話す。演奏などに手を加え、再録音した「Knockin,on the door」は、長崎のわらべうた「でんでらりゅうば」のメロディーがさりげなく使われており、地元への愛情がうかがえる。

 英語詩を手掛ける庵原は「いろんなジャンルの音楽を少しずつ取り入れて進化してきた。CDを聞いて、ぜひライブに足を運んでほしい」と意気込む。

 「WANDERSOUL」は1944円(税込み)。ライブツアーの長崎公演は来年2月3日、長崎市夫婦川町のライブハウス「studio DO!」で開催予定。

長崎のロックバンド「SHANK」=長崎新聞社

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