大谷室蘭、室栄2回戦進出

秋季全道高校野球室蘭支部予選大会

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【苫東―大谷室蘭】3回1死一、三塁で2点二塁打を放つ大谷室蘭・石垣

 第71回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選は11日、とましんスタジアムで1回戦3試合が行われた。胆振東部地震で練習の中止を強いられるなど苦しい状況の中、各チームが全道進出を目指して全力で戦った。西胆振勢では大谷室蘭、室栄が2回戦に進出した。穂別が地震の影響で出場を辞退。14日の試合予定が変更された。
(吉本大樹)

大谷室蘭逆転勝ち

大谷室蘭4-3苫東

 大谷室蘭が逆転勝利。3点差で迎えた三回、石垣が1死一、三塁で走者一掃の二塁打。六回には2死一塁から槙が左中間を抜く三塁打で試合を引っ繰り返した。新チームで初の公式戦を終えた坂本亘監督は「こういう試合に勝てたのは選手の自信になる」と目尻を下げた。
 3点ビハインドから登板した千葉大は、90キロ前後のカーブと120キロ台のストレートで緩急をつけ、追加点を許さなかった。胆振東部地震で大会直前の9日まで全体練習もままならない状況。一時は自宅での自主練しかできなかったが「不安はあったけどこの大会のためにやってきた」と強い決意で試合に臨んだ。

 地震後、ナインに「野球をできることは当たり前じゃない」と語った坂本監督。出場辞退する高校も出る中、プレーできる感謝を胸に次戦に臨む。

 ▽Bブロック1回戦
苫東   003 000 000|3
大谷室蘭 002 101 00×|4

室栄打線きっちり

室栄6―0苫南

 室栄打線が序盤から好調。初回、先頭の難波がいきなり二塁打でチャンスをつくると、内野ゴロを挟んで大脇が先制の中越え二塁打。八回には無死一、二塁で後藤が中越えの三塁打で試合を決めた。

 後藤は2長打で4打点と大活躍。西崎和仁監督が打撃力に信頼を置く1年生で打順は6番。上位打線でためた走者をかえすのが役目だ。初戦できっちり仕事をこなし「当てにいかないでしっかり振れたのがよかった」と手応えを話した。

 公式戦の勝利は昨夏の支部予選以来。久しぶりに球場で校歌を聞いた西崎監督は「新チームは2年生を中心に『みんなでやろう』という意識がある」と団結の強さに笑顔をこぼした。

 ▽Bブロック1回戦
苫南 000 000 000|0
室栄 310 000 02×|6

守備に課題の室工

北海道栄5―3室工

 室工の打線がつながったのは七回。先頭の四番轟木から4連打で3得点。打球が飛んだのは全て左方向。「ヘッドが下がって打球に力がない選手が多い」(野寺宏彰監督)と、夏以降は変化球を引っ張る練習に取り組んだ。

 3失点は覚悟で試合に臨んだ室工だが、七回は4点を追う展開。それでも支部強豪ののど元に食らいつき、野寺監督は「3点も取るとは。しっかり引き付けて打ってくれた」と想定を超える窮地で意地を見せた。

 2失策から失点を許し、守備では課題も残った。西野秀祐主将(2年)は「練習の成果は出せた。冬を越えてリベンジしたい」と誓った。

 ▽Aブロック1回戦
北海道栄 002 010 101|5
室工   000 000 300|3