アルミ協会、大学生向け「夏の学校」開催

 日本アルミニウム協会は11日、京都市下京区のメルパク京都で「アルミニウム・夏の学校」(関西)を開催、34人が参加した。対象はアルミニウム産業に興味・関心がある材料系、機械系、化学系、電気系の学科・専攻の大学学部生、大学院生。企業側は神戸製鋼所、昭和電工、東洋アルミニウム、日本軽金属、三菱アルミニウム、UACJの6社が参加した。

 プログラムは松原英一郎京都大学教授の挨拶の後、講演は山本茂経済産業省金属課課長補佐の「非鉄金属産業を通してみた日本経済」など合計8本。「日本のアルミニウム産業」「アルミニウムによる自動車の軽量化技術」「自動車熱交換器用アルミ押出材」「注入発泡工法によるノンフロン断熱パネル(ジェネスタ)」「高熱伝導率・高強度アルミ板材ST60―HSMの開発」「撥水・撥油包装材料の開発と展開」「アルミニウムの腐食と防食技術」の各講演を、熱心に聴講していた。

 6社別のグループディスカッションでは、学生側から日々の業務内容、勤務地の様子、海外拠点の最新情報、オンリーワン商品・ナンバーワン商品などについて質問があった。企業担当者はそれに対し、分かりやすく説明していた。

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