「おっぱいバレー」の原作で知られる(株)リンダパブリッシャーズが破産

 (株)リンダパブリッシャーズ(TSR企業コード:332148564、法人番号:3010401085561、港区港南2-16-8、設立平成18年5月、資本金850万円、新保勝則社長)は9月5日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には大迫惠美子弁護士(荻窪法律事務所、杉並区荻窪5-27-6、電話03-3391-3064)が選任された。
 負債総額は約3億4000万円。

 映画の原作となる書籍の企画や出版を手掛けていた。初めての出版が「おっぱいバレー」で、同作品は平成21年に映画化。また、「恋する日曜日 私。恋した」や「99のなみだ」など人気作品を手掛け、21年3月期は売上高約2億円をあげていた。
 21年ごろにカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(TSR企業コード:293774102、法人番号:2120001077107、渋谷区)傘下の(株)トップ・パートナーズ(TSR企業コード:295635053、法人番号:3011001053314、品川区)の出資(27年に解消)を受け、さらなる事業拡大を狙っていたが、ヒット作が続かず、資金繰りが悪化。赤字が続いたことで事業継続を断念し今回の措置となった。

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