柴犬の先祖・・益田の猟犬だった 石州犬の「石」、研究の夫妻突き止める

 柴犬の先祖とされる石州犬の「石(いし)」が、島根県益田市で猟犬として飼われていた犬だったことを、石州犬研究室(島根県江津市)が突き止めた。研究室主宰の河部真弓さんと夫の安男さんは、石の存在を発信しようと歌をつくり、イベントなどで披露している。

 公益社団法人日本犬保存会(東京)によると、記録が残る中で一番古い柴犬の先祖が石という。石は1936年、東京都で歯科医をしていた故中村鶴吉さんが血統登録した石州犬の雄。ただ中村さんが石をどこで手に入れたかは不明だった。河部さんと日本犬保存会島根支部の柳尾敦男支部長が文献調査や聞き取りを進め、益田市の故下山信市さんが猟犬として飼っていたことが分かった。

 河部さんによると、明治維新以降、西洋犬が日本に入ってきた影響で純粋な日本犬が絶滅の危機に追い込まれた。日本犬保存会会員だった中村さんが、日本犬を保護しようと探す過程で石にたどり着いたという。

 河部さん夫妻は調査結果を広めたいと、歌「石州犬ISHI」をつくった。♪この世界に生きる 60万頭のSHIBA…そのルーツ探れば 石見の国のISHI―。8月31日に益田市の二川公民館で住民15人を前に力強く歌い上げた。

柴犬の先祖にあたる石州犬の「石」

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