試合後半にカージナルス打線が爆発 マイコラス15勝目

【パイレーツ5-11カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

5回終了時点で2対1とロースコアの接戦が続いていた一戦は、試合後半にカージナルス打線が爆発。1点リードの6回裏にポール・デヨングの犠牲フライなどで2点を奪うと、7回裏には暴投の間に1点、8回裏にはタイラー・オニールの8号3ランなどで大量6点を追加して一気に試合を決めた。カージナルス先発のマイルズ・マイコラスは7回107球を投げて被安打5、奪三振7、与四球1、失点1という安定したピッチングで今季15勝目(4敗)をマーク。2位につけているワイルドカード争いでは首位ブリュワーズとのゲーム差が1.5に縮まり、3位ドジャースとのゲーム差は3に拡大した。

カージナルスの4番打者、マーセル・オズーナは初回に先制2点タイムリーを放ったほか、8回裏にはチーム11点目となる犠牲フライを放ち、3打点の活躍。大ブレイクを遂げた昨季に比べると物足りないシーズンを過ごしているが、9月に入ってからは9試合で打率.342、5本塁打、10打点、OPS1.113と素晴らしい活躍を見せている。オズーナの活躍を支えているのは優勝争いのモチベーションであり、昨季までマーリンズで5年間プレイしたオズーナにとって、優勝争いは初めての経験。「(この時期に)この位置にいるのは初めての経験だからね。全ての打席でチームの勝利に貢献することを考えているよ」とオズーナは語る。また、今季から米球界復帰を果たしたマイコラスは復帰1年目で15勝の大台に到達。カージナルス移籍1年目で15勝をマークした投手は2005年のマーク・マルダー以来13年ぶりとなった。

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