ブレーブス地区優勝へマジック12 ジャイアンツ10連敗

【ブレーブス4-1ジャイアンツ】@AT&Tパーク

ナ・リーグ東部地区首位のブレーブスは4回表にエンダー・インシアーテの犠牲フライで1点を先制し、続く5回表にはチャーリー・カルバーソンに11号2ランが飛び出して2点を追加。8回表にはダンズビー・スワンソンのタイムリー二塁打でリードを4点に広げた。先発のマイク・フォルティネビッチは9回裏二死二塁からブランドン・クロフォードにタイムリーを許して今季2度目の完封勝利こそ逃したものの、108球で9イニングを投げ抜き、1失点完投勝利で今季11勝目(9敗)をマーク。ブレーブスが地区優勝へのマジックを12に減らした一方、ジャイアンツはサンフランシスコ移転後ワーストタイの10連敗となった。

キレのあるスライダーを武器にジャイアンツ打線を支配したフォルティネビッチは「試合を通して力強いピッチングができたと思う」と自身の投球を振り返った。日本時間6月2日のナショナルズ戦以来となる完封勝利には惜しくも届かなかったものの、地区優勝を目指すチームに勢いをもたらす見事なピッチング。2位フィリーズがナショナルズとのダブルヘッダーに連敗したため、2位とのゲーム差は今季最大の6.5に広がり、ブレーブスは5年ぶりの地区優勝に大きく前進した。ジャイアンツのグレガー・ブランコは「彼はサイ・ヤング賞クラスの素質を持っているよ」とフォルティネビッチの才能を認め、「スライダー、カーブ、チェンジアップを狙い通りにコントロールし、98マイルの速球も持っているんだから」とお手上げの様子だった。

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