【MLB】元Gマイコラス、1人で貯金11の活躍 監督も絶賛「彼はファンタスティック」

15勝目を挙げたカージナルスのマイコラス【写真:AP】

7回1失点のHQSで15勝目、敵将も脱帽「彼は一歩も譲らなかった」

 巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手が11日(日本時間12日)の本拠地パイレーツ戦で15勝目(4敗)を挙げた。7回5安打1失点7奪三振のハイ・クオリティー・スタート(HQS、7回以上で自責2以下)で、チームを11-5での勝利に導く快投。マイク・シルト監督は「ファンタスティック」と絶賛している。

 マイコラスは初回にオズナの適時二塁打で2点の援護をもらうと、2回から3回先頭まで4者連続三振。4回に1点を返されたが、7回まで最少失点で投げ抜いた。その裏に代打を送られて降板。107球を投げてストライクは75球とこの日もコントロールが良く、防御率は2.99と2点台に回復し、ナ・リーグ6位につけている。

 15勝もナ・リーグ3位タイの数字。カージナルスは81勝64敗のナ・リーグ中地区3位で、ワイルドカード圏内につけているが、マイコラスは1人で「11」の貯金を作っている。シーズン終盤でも快投を見せる右腕について、シルト監督は試合後に「彼はファンタスティックだった。彼は紛れもなく、素晴らしい投球をしていた。質の高い投球だった。彼は投げる度に非常に優秀な投球をしてくれている」と絶賛した。

 一方、パイレーツのクリント・ハードル監督は「彼はマウンドに上り、好投していた。序盤に何度か彼を捉えたが、そのあとに彼が長いイニングを投げ抜いたことは素晴らしかった。彼の球数を嵩ませることはできたが、彼は一歩も譲らなかった」と脱帽している。

 メジャー復帰1年目でエース級の働きを続けるマイコラス。どこまで成績を伸ばすことができるのか、注目が集まる。(Full-Count編集部=AP)

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