「幸運」の黄色スッポン 海きららで展示

 長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で、諫早市の川で捕獲された黄色のスッポンが展示され、来場者の注目を集めている。
 南島原市有家町の高橋勉さん(78)らが8月3日に捕まえた。甲羅の長さは約30センチ。黒色色素が欠乏した「黄変種」とみられる。自然界では目立つため天敵に食べられることが多く、この大きさまで育つのは希少という。
 海きららでは、来場者が「すごい」と歓声を上げ、写真に撮るなどしている。担当の泉徹耶さん(33)は「“大人”になるまで生き延びた幸運の持ち主。このスッポンを見て、幸せな気持ちになってほしい」と話した。

展示されている黄色のスッポン=佐世保市、海きらら

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