「気仙沼復興を」 14日まで川崎で物産展

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の復興を支援する物産展「気仙沼復興応援イベントinかわさき」が12日、川崎市川崎区砂子2丁目の川崎信用金庫本店で始まった。14日まで。

 会場には、特産のフカヒレやホヤ、サンマなどの加工品のほか、酒(さけ)粕(かす)ミルクなどが並ぶ。子育てをしながら働けるNPO法人の作業所で作られたジャムや布製品も販売。津波の被害状況を記録した写真約50枚や映像も紹介されている。

 物産展の応援で職員を派遣している気仙沼信金の菅原務理事長は、「復興は、まず街が元気にならなければならない。そのために、こうして気仙沼の商品を買っていただけるのはありがたい」と話した。近くに住む女性(44)は、「いろいろな物品があって、楽しい。最近、災害が多いが東日本大震災は被害も大きく、改めて考えさせられた」と話し、笹(ささ)かまぼこなどを購入していた。

買い物客らでにぎわう会場

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