秋雨前線の影響でスッキリとしない天気が続いている。きょうも西日本・東日本で断続的に雨が降り、場所によっては雷を伴って激しく降る見込み。気温もきのうに続き平年より低い所が多い予想だ。
西日本・東海 雷を伴った激しい雨に
停滞する前線の影響で、きょう午前中は四国・近畿の太平洋側で雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所がある見込み。午後は日本海側や東日本にも雨の範囲が広がってくる予想だ。この数日の雨量も合わせ、総降水量が多くなる四国や近畿、東海の太平洋側では土砂災害などに警戒が必要だ。
気温はきのうと同じくらい 平年並みか低い
日中の最高気温は各地ともきのうと同じくらいで、九州と北海道は平年並み、その他の地域では平年より低い所が多くなりそうだ。お出かけやお帰りの時間帯は20℃を下回る所も多いため服装選びに注意したい。
<12日(水)の予想最高気温>
札幌 23℃(平年並み)
仙台 23℃(9月下旬並み)
東京 25℃(9月下旬並み)
名古屋 27℃(9月下旬並み)
大阪 25℃(10月上旬並み)
広島 27℃(9月下旬並み)
福岡 28℃(平年並み)
鹿児島 29℃(9月下旬並み)
那覇 32℃(平年並み)
台風22号 沖縄はしけ
猛烈な台風22号はフィリピンの東を西へと進んでいる。沖縄地方には台風からのうねりが届いて波が高くなり、特に先島諸島では連休中にかけて波の高い状態が続く見込み。この連休に沖縄方面にお出かけの方は注意が必要だ。
3連休はぐずついた天気と真夏日に
15日(土)からの3連休も全国的に雨や曇りの所が多くなりそうだ。敬老の日の17日(月)頃になると傘マークのついていない地域も多くなるが、にわか雨の可能性もあってなかなか傘が手放せない天気となりそうだ。
そしてこの3連休は西日本・東日本では再び真夏日になるなど、気温の上下にも注意したい。西日本では土曜日から、東京など関東では日曜日から30℃を超える予想だ。湿度が高いためムシムシとした暑さになる。熱中症や気温の変化に伴う体調管理にも注意したい。(気象予報士・野口琢矢)