平和への関心 喚起へ 長崎県立大などの企画案認定 アジア青年平和交流事業

 長崎平和推進協会は、県内の若者から公募した本年度の国際・平和交流プログラムに、活水高平和学習部、長崎純心大英語情報学科のメンバーでつくる「Green Pieces」、県立大シーボルト校「金村ゼミ」の3件すべてを認定した。
 「アジア青年平和交流事業」の一環として、2011年度から企画を公募している。
 長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で8日、発表・審査会があった。金村ゼミは平和への関心が薄い若者に興味を持ってもらおうと、尾曲がりネコの人形が長崎の平和に関するものや人を探し回るストーリーの動画作成を提案。同大3年の長尾瑞希さん(20)は「県外の人は長崎=原爆と暗いイメージを持つ人もいる。活動する人の思いを知り、ポジティブなイメージに変えられたら」と話した。
 来年3月に成果報告会を開催する予定。

プレゼンテーションをする金村ゼミのメンバー=国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

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