登別市内の官民が早期復旧支援、安平や厚真に職員派遣

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 胆振東部地震の復旧につなげよう―と、登別市内の官民が人的支援を続けている。同じ胆振管内の仲間として、避難所を回るなどして早期復旧をサポートする考えだ。

 登別市は12日から、日本水道協会北海道地方支部の応援要請を受けて、安平町に水道グループの職員2人を派遣した。給水タンク(容量1トン)を積載したトラックとともに同日早朝、現地へ出発。各避難所に水を運ぶ役割を担う。担当する村上富夫さんは「同じ胆振のまちとして、人ごとではない。日ごろ取り組んできた訓練の経験を生かしたい」、松橋拓也さんは「町内に住む人たちが安心して生活できるよう、サポートしていきたい」と話した。

 市消防本部は地震発生の6~8日に、職員計12人を厚真町に派遣した。きょう13日からは、避難所に待機して地域住民の救急搬送に備える。室蘭市消防本部、西胆振行政事務組合消防本部と連携して、一当直ごとに交代する。登別は13日午前9時ごろ出発し、正午をめどに室蘭市消防と交代する。泉千代喜消防長は「避難所生活が長期化すると、体調を崩す人が多くなる可能性もある。しっかりと対応できるよう、要請に応えていきたい」としている。

 市社会福祉協議会は胆振東部地域(厚真、安平、むかわ)の災害ボランティアセンター開設に伴う運営業務の応援として、10日から複数の職員を被災地に派遣した。今後予定されているボランティア受け入れに伴う調整や現地社協のサポートなどを担う。登別市社協はむかわ町を担当する。藤江紀彦事務局長は「現地の社協が主体的な活動となるが、避難している人のニーズを把握して適切な支援ができるよう取り組みたい」と話す。今のところ、19日までを予定しているが、以後も状況を見ながら支援していく方針だ。

ボランティアには宿泊施設を格安提供

 JR登別駅近くにある、ゲストハウス「赤と青」は災害ボランティアを対象に1人1泊千円(税込み)で宿泊できる取り組みを始めた。被災地周辺では宿泊施設の確保が困難であることから、活動拠点の一つとして利用してもらいたい考えだ。通常料金4千円を支払う場合には、差額の3千円を被災地への募金に充てる。佐々木太郎代表は「通常の宿泊予約は優先にはなるが、空いている際にはボランティアの人たちに活用してもらえれば」と話す。(石川昌希)

【写真=給水用のタンクを備えて安平町へと向かった水道グループ職員(上)、災害ボランティア向けに特別料金での提供を始めたゲストハウス「赤と青」(下) 】