アスレチックス1イニング10得点 WC首位に1ゲーム差

【アスレチックス10-0オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

5連勝中のアスレチックスは3回表に打線が爆発。無死満塁からマット・チャップマン、ジェッド・ラウリー、クリス・デービスの3連続タイムリーとマット・オルソンの26号3ランであっという間に7点を先制し、さらにジョナサン・ルクロイとチャップマンのタイムリーで3点を追加して一挙10得点のビッグイニングとなった。投手陣は先発のリアム・ヘンドリックスが1イニングを無失点に抑えたあと、2番手のダニエル・メンデンが5回無失点の快投。3番手以降の3投手も各1イニングを無失点に抑え、10対0で完勝した。これでアスレチックスは6連勝。ワイルドカード首位のヤンキースとのゲーム差は1となった。

アスレチックスがついにヤンキースを捉えた。直近25カードのうち負け越しが3度しかなく、日本時間6月17日以降は55勝21敗という快進撃を続けるアスレチックス。貯金32は2003年以来15年ぶりであり、ワイルドカード・ゲームを本拠地で開催できるワイルドカード首位の座は完全に射程圏内だ。「あれは信じられなかったね」と1イニング10得点の猛攻を振り返ったのは好リリーフを見せたメンデン。「僕たちの攻撃陣はああいう攻撃をいつだってできるんだよ」と攻撃陣への厚い信頼を口にした。1イニング10得点が目立った一戦だが、オリオールズ打線を1安打に封じた投手陣の頑張りも忘れてはいけない。投打がガッチリと噛み合ったアスレチックスが、ワイルドカード首位、そして逆転地区優勝に向けて、レギュラーシーズン残り16試合を駆け抜ける。

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