ブリュワーズ首位攻防3連戦勝ち越し 再び1ゲーム差に

【ブリュワーズ5-1カブス】@リグリー・フィールド

ナ・リーグ中部地区首位のカブスと2位ブリュワーズによる首位攻防3連戦の最終戦は、最終回に3点を追加してカブスを突き放したブリュワーズが5対1で勝利。重要な3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、カブスとのゲーム差を再び1とした。初回にロレンゾ・ケインのタイムリーで先制したブリュワーズは、3回表にトラビス・ショウの犠牲フライで1点を追加。5回裏にクリス・ブライアントのタイムリーで1点を返されたものの、9回表にカーティス・グランダーソンの13号ソロとマイク・ムスターカスの2点タイムリーで3点を追加して試合を決めた。8回裏の1イニングを無失点に抑えたジョシュ・ヘイダーが今季6勝目(1敗)。カブスは打線が6安打に封じ込まれた。

ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は「我々は3試合のうち2試合に勝利し、地区優勝に手が届く位置にチームを持っていくことができた」と充実した表情で3連戦を振り返った。両チームの勢いの差は歴然としており、ブリュワーズが7カード連続勝ち越しで直近22試合を16勝6敗で乗り切っているのに対し、カブスは直近9試合で3勝6敗。「我々は良い野球をしているし、地区優勝のチャンスがあると感じているよ」と指揮官は手応えを口にする。直接対決は全て終了したが、カブスはまだ17試合、ブリュワーズも15試合を残しており、最後まで地区優勝の行方はわからない。ブリュワーズの逆転地区優勝が実現するのか、最後まで目の離せない展開が続きそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.