茜つばきさん グランプリ 全日本こころの歌謡選手権

諫早拠点に活動中 「感謝しながら一曲一曲」

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 長崎県諫早市を拠点に全国で活動する演歌歌手の茜(あかね)つばきさんが、8月5日に東京都で開かれた「第2回全日本こころの歌謡選手権決勝大会」で最高賞のこころ歌大賞に輝いた。茜さんは「受賞を励みに、皆さまの前で歌えることに感謝しながら一曲一曲を大事に届けていきたい」と喜びを語る。
 同選手権は日本の音楽文化の普及発展と歌手の発掘を目的に、一般社団法人「心を伝える歌の木を植えよう会」が主催。茜さんは13の課題曲の中から、えひめ憲一さんの演歌「噫(ああ) 西郷(せご)どん」を選んだ。1次審査のテープ審査には、全国のプロ、アマチュアから約千件の応募があり、2次歌唱審査を経て決勝に進んだ22人には「こころ歌大使」の称号が贈られた。江戸川区総合文化センター大ホールで開催された決勝大会では「緊張したが、プロとして恥ずかしくないステージにしよう」と練習通り、こぶしを効かせることを意識して歌い上げた。最高賞を受けて「最初は信じられなかった。努力が報われて幸せです」と振り返る。
 諫早出身の茜さんは、父の影響で美空ひばりさんの曲を聞いて育ち、自然と歌うことが好きになったという。小学4年生の時に父に勧められ、同市天満町で歌謡教室を開いている演歌歌手で作詞、作曲、編曲も手掛ける山本安輝(やすあき)さんの門をたたいた。山本さんの指導を受けて発声法など基礎のレッスンを積み、中学3年の時に「不知火子守唄」(芸名・山本あかね)で演歌歌手デビューした。
 現在は師匠の山本さんが代表を務めるキングフォンレコードプロに所属し二人三脚で活動。ステージイベントの出演だけでなく、来年公開予定の映画「こはく」に出演するなど、活躍の場を広げている。山本さんは「初めて歌声を聞いたとき、小柄な体から何て豊かな声量が生まれるのだと驚いた。大会で生まれた新たな縁を生かして、茜つばきをさらに飛躍させたい」と話している。

茜つばきさん(左)と山本安輝さん=諫早市天満町