きょう14日（金）は関東から九州にかけて広く雨が降り、北海道や東北北部は昼ごろから晴れる見込み。予想最高気温は札幌は25℃、東京や名古屋は23℃くらいで10月並みの気温の予想だ。雨と急激な気温変化で風邪をひかないように気をつけたい。

東・西日本は激しい雨の降るおそれも

　日本付近は、秋雨前線が伊豆諸島南部から四国を通り、九州北部地方へのびている。きょう14日（金）は前線が西日本から東日本に停滞する見通しだ。東日本太平洋側では前線の活動が活発になるため、局地的に非常に激しい雨の降るおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒や注意が必要だ。

気温は10月並みのところも

　各地で冷たい雨が降ったり止んだりを繰り返し、気温はあまり上がらないところが多い見通し。ただ、この涼しさは一時的なもので、あす15日（土）からの連休は真夏日が戻るところもありそうだ。

14日の予想最高気温（前日差）
札幌　25℃（+2℃）9月上旬並み
仙台　25℃（±0℃）平年並み
東京　23℃（－4℃）10月上旬並み
名古屋　24℃（－3℃）10月上旬並み
大阪　26℃（±0℃）9月下旬並み
福岡　29℃（－2℃）平年並み
那覇　32℃（±0℃）平年並み

猛烈な台風22号はフィリピン方面へ　沖縄は高波に警戒

　大型で猛烈な勢力の台風22号は、14日（金）の午前３時現在、フィリピンの東海上にあり、中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートルで、西北西に進んでいるとみられる。台風は今後も猛烈な勢力を維持したまま、あす15日（土）の未明にはフィリピン北部に上陸する恐れがある。
　フィリピンでは、2013年の11月に台風がフィリピンに上陸にした際、暴風や高潮の甚大な被害が発生した事例があり、その時と同じような勢力で台風が近づくおそれがあるため、フィリピン周辺では警戒が必要となる。

　台風の影響で、沖縄の海上はすでにうねりを伴っていて、波の高さは石垣島などの八重山諸島で次第に6メートルの大しけとなる見込み。あす15日（土）からの連休の海のレジャーは高波に警戒が必要だ。(気象予報士・崎濱綾子)