内閣支持率は微増続く。立憲民主党は支持率下落が止まらず|9月 世論調査まとめ

9月中に行われ、有効回答数や回答を公開している報道機関3社の世論調査の結果をまとめ、比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。

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安倍内閣への支持率は、前回に続いて微増傾向

「安倍内閣を支持しますか?支持しませんか?」といった旨の内閣支持・不支持率について3社を比較すると、そのすべてにおいて支持率が上昇する形になり、加重平均で見ると内閣支持・不支持が拮抗する結果が見られます。

調査ごとに見ると、朝日新聞の調査では、先月8月4日・5日の調査では支持率38%、不支持率41%となっていましたが、今月行われた調査では支持率が3ポイント上昇の41%、不支持率が3ポイント減少の38%となり、支持率と不支持率が逆転しました。

またJNN(TBSテレビ)の調査では、先月8月4日・5日に行われた調査より2.4ポイント上昇の46.2%、不支持率が2ポイント減少の52%となりました。

毎日新聞では、前回行われた7月28日・29日の調査と比較し、支持率は前回と同じ37%であったものの、不支持率は3ポイント減少の41%となっています。

自民党支持率は変わらず。立憲民主党の支持率下落は止まらず

支持する政党として自民党をあげた人はJNNでは8月時点の調査より1.2ポイント減少の30.5%となっていますが、朝日新聞は前回の調査より4ポイント上昇の40%、毎日新聞の調査では前回より3ポイント上昇の33%となっています。

立憲民主党は9月現時点までに行われた3社全ての調査で、先月に引き続き下落しています。朝日新聞の調査では1ポイント減少の5%、JNNが2ポイント減少の5.5%、毎日新聞が1ポイント減少の9%となりました。

9月7日に告示された自民党総裁選間もなく折り返しを迎え、20日には開票が行われます。また、9月30日には立憲民主党フェス(党大会)が開催されます。10月下旬にも開かれる臨時国会に向け、与野党ともに国民からどのような評価を受けるかに注目が集まります。

なお、選挙ドットコムでは自民党総裁選に向けて各種解説コンテンツを掲載していますでの、ぜひあわせてご覧ください。

<参考>
JNN(TBSテレビ) 世論調査(9月1〜2日実施、回答数1200)
毎日新聞 世論調査(9月1〜2日実施、回答数1032)
朝日新聞 世論調査(9月8〜9日実施、回答数2102)

(データ分析・執筆協力:若林良)

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