職員が毎日の朝礼の時間で手話学ぶ 諫早市障害福祉課

 「『佐世保』は手を船の碇(いかり)の形にするイメージで覚えて」。諫早市障害福祉課で、職員が毎日の朝礼の時間を利用し、手話を学んでいる。

 4月、手話への理解と普及を進める市手話言語条例が施行。“勉強会”はこれに合わせて始まった。同課所属の手話通訳員が、あいさつや地名、自己紹介の仕方などを教えている。

 職場では学んだ手話を日常的に使うようになり、来庁した聴覚障害者らからは「前よりも気持ちが通じる」などと好評だという。担当者は「職場での職員同士のコミュニケーション手段が増え、課内の雰囲気もより良くなったように感じます」。

諫早市障害福祉課で、職員が毎日の朝礼の時間を利用し、手話を学んでいる=諫早市役所

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