三洋工業、アルミ製「軽量耐震天井パネル」を開発

 三洋工業(本社・東京都江東区、社長・菊地政義氏)はアルミ製の軽量天井「アルミメッシュSZ」を新たに開発し、耐震天井商品群SZシリーズのラインアップを拡充した。主部材をアルミ化することで天井全体の軽量性を向上。他のSZシリーズなどとも併用が可能で、主に大型商業施設や文教施設、体育施設向けに販売する。

 アルミメッシュSZは重量約0・8キロの軽量メッシュパネルで、下地材のノンブレス化と構成部材を削減し、1平方メートル当たり2キロ以下を実現した。

 2013年の建築基準法一部改正により、高さ6メートル超・面積200平方メートル超の大空間天井は『特定天井』として定義され、吊りボトルや斜め部材などの補強が義務付けられるが、1平方メートル当たり2キロ以下であれば補強部材は不要とされ、同社では天井裏の補強が困難な大型商業施設や文教施設、体育施設向けなどへの採用を目指す。

 また同社の耐震天井商品の軽量天井「フェノバSZ耐震断熱天井」や「イアルSZシーリング」とも併用が可能であり、意匠性も自由度を備えることができるとしている。

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