アレナードとストーリーが金字塔達成 ロッキーズ大勝

【ダイヤモンドバックス3-10ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ナ・リーグ西部地区の首位を走るロッキーズと、それを3.5ゲーム差で追うダイヤモンドバックスの直接対決4連戦の最終戦は、打線が16安打10得点と爆発したロッキーズが大勝。4連戦を3勝1敗で終え、ダイヤモンドバックスとのゲーム差を4.5に広げた。初回にノーラン・アレナードの34号ソロで先制したロッキーズは、直後の2回表にA.J.ポロックの17号ソロで同点に追い付かれたものの、2回裏に先発カイル・フリーランドのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。3回裏にはトレバー・ストーリーが33号2ランを放ってリードを広げ、その後も試合を優位に進めていった。2点差に迫られた直後の7回裏には5点を追加してダメ押し。フリーランドは7回途中3失点の力投で今季15勝目(7敗)をマークした。

ロッキーズが大勝したこの試合では、2つの金字塔が誕生した。初回に34号ソロを放ったアレナードは、この一発で今季100打点に到達。これで4年連続の30本塁打&100打点となり、三塁手ではビニー・キャスティーヤ、チッパー・ジョーンズ、アレックス・ロドリゲスに次いで史上4人目の快挙となった。また、27歳での達成は三塁手として史上最年少である。一方のストーリーは3回裏に放った33号2ランで遊撃手によるシーズン本塁打の球団記録を更新。2009年に32本塁打を放ったトロイ・トゥロウィツキーの記録を9年ぶりに塗り替えた。この一発は飛距離471フィート(約143.6メートル)の特大弾となったが、ストーリーは「飛距離はあまり気にしていない。フェンスを越えるかどうかだけが重要だよ」と話していた。

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