特養待機者 長崎県内3562人 昨年 要介護3以上は1315人

 長崎県は14日の定例県議会一般質問などで、2017年の特別養護老人ホームの待機者は3562人(前年3314人)で、このうち在宅で要介護3以上のため迅速な対応が必要な人は1315人(同1205人)に上ると明らかにした。
 吉村庄二議員(改革21)の質問に沢水清明福祉保健部長が答えた。
 上田裕司副知事は特養待機者を減らすために、今後、特別養護老人ホームや認知症高齢者グループホームなどを整備することで「約1400人分を確保して対応したい」と説明した。
 また、介護職員を十分に確保できず、定員より少ない人数しか受け入れられない施設もあるとして「介護人材の育成や確保を取り組みの核に位置付ける。専門性や使命感を持った介護人材の育成や確保に向けて細やかな対応をしたい」と述べた。

© 株式会社長崎新聞社