車検切れ検知に“新兵器” 「自動読み取り」全国初導入 国交省と千葉県警

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全国で初導入された持ち運び可能な「ナンバー自動読み取り装置」=14日、神崎町の国道356号

 車検切れ車両の取り締まり強化で、国土交通省と千葉県警は14日、神崎町の国道356号で、新型の「ナンバー自動読み取り装置」を全国で初めて本格導入した街頭検査を実施した。簡単に持ち運べる装置で2時間運用し、746台のナンバーを読み取って2台の車検切れ車両を検知、指導した。運用状況を確認した秋本真利・国土交通政務官(衆院千葉9区)は、「装置が小さく、設置場所を選ばない。検査も特定されにくいので、抑止効果は高い」と有効性を強調した。

 持ち運びが可能な同装置は、街頭に設置し、走行する車のナンバープレートを自動で読み取る。ナンバーは国交省のデータベースで自動照合され、車検の有無を瞬時に判断する。無車検の疑いがある車は、近くで警戒している警察官が検査エリアへ誘導してチェックする。

 これまでの街頭検査では、不審車両を目視だけで判断し、呼び止めて車検証の提示を求めていた。新型装置導入により、作業効率が向上する。

 装置は、全国に10カ所ある国交省の地方運輸局に1台ずつ配備。関東運輸局は、本年度中に3回以上の検査を予定している。

 全国5カ所で試行導入した昨年度は、計3696台のナンバーを読み取り、7台の車検切れ車両を検知するなど、本格運用が待たれていた。

◆「過積載は指導、警告」 秋本政務官

 千葉市若葉区中野町の千葉県道で過積載とみられる大型トレーラーが横転し、下敷きになった軽乗用車の男女3人が死亡した事故を受け、秋本政務官は14日、「事故は誠に残念。警察と協力しながら、過積載などの違反行為は指導、警告していかなければならない」と述べた。

 神崎町での車検切れ車両対策の視察後、記者団の質問に答えた。