日本ハム完封負けで首位に6.5差… 栗山監督「全部が全部思い通りには行かない」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

オリックス先発・山岡の前に4安打完封

■オリックス 10-0 日本ハム(15日・札幌ドーム)

 日本ハムは15日、本拠地オリックス戦に0-10と完敗。北海道胆振東部地震後の本拠地2連勝はならなかった。

 8月31日ロッテ戦以来、中14日登板となった先発の有原航平投手が序盤から打ち込まれた。初回にいきなり3本の長短打で2点を失い、6回11安打4失点。試合前に「有原が我慢してくれるのがベースになってくる」と話していた栗山英樹監督は試合後「見ての通りだと思います」と言葉少なだった。

 リリーフ陣も打ち込まれて計16安打10失点と大量失点。打線も反撃の糸口がつかめず、オリックス・山岡の前に4安打完封を食らった。

 被災から9日しか経ってないにも関わらず、球場には3万6795人のファンが足を運んだが、7回終了後には席を立つ人の姿が目立った。栗山監督は「何とかしようとしても全部が全部思い通りには行かないけれど、あれだけ多くの方に来ていただいたのに申し訳ない」と今季12度目の完封負けに悔しさをにじませた。

 首位の西武が2位のソフトバンクに勝ち、ゲーム差は6.5に開いた。残り19試合。「みんな必死になってやっているけれど、それを結果に結びつけるのが我々の仕事。明日からしっかりやっていきます」と指揮官は前を向いた。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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