詐欺犯と電話の女性、ATMに…埼玉りそな職員が電話交代、犯人「女性に替われ!」 ボタン押す寸前に阻止

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 還付金詐欺を未然に防止したとして、埼玉県の上尾署は埼玉りそな銀行桶川西口出張所のロビー係服部重光さん(64)に感謝状を贈った。

 同署によると、8月30日、同出張所を訪れた上尾市の会社員女性(58)が携帯電話を使用しながらATM(現金自動預払機)を操作していた。女性が電話で操られているような印象を受けた服部さんは振り込め詐欺を疑い、声を掛けて電話を交代。相手が「いいから(女性に)替われ」と迫ってきたため、女性を説得して電話を切った。女性は国民健康保険の還付金詐欺で、約50万円を振り込むボタンを押す寸前だったという。

 服部さんは「今回たまたまこういう場面に遭遇したが、日頃からお客さまに声掛けしている。当たり前のことをしただけ」と説明。安達英明署長は「気を配ってもらって感謝している。社会全体で詐欺を撲滅していければ」と話した。

安達英明署長から感謝状を受け取った埼玉りそな銀行桶川西口出張所の服部重光さん(中央)。左は桶川支店の青木大介副支店長=上尾署