市川の96歳・原さん「横綱」 長寿ボウラー番付発表

好投した千葉県内最高齢ボウラーの原さん(右)と握手で歓迎する友人たち=市川市の「本八幡ハタボウル」

 日本ボウリング場協会は敬老の日を前に、本年度の「全国長寿ボウラー番付」を発表した。スコアではなく、年齢によって“昇進”が決まる仕組みで、最高位の「横綱」には、千葉県から男性9人、女性3人、夫婦2組が登録された。横綱で県内最高齢の原喜一郎さん(96)=市川市=は、同市内のボウリング場「本八幡ハタボウル」に毎週足を運んでは練習やリーグ戦で投げ続ける。「全国で最高齢になるまでプレーしたい」と、最高位の横綱の中にありながら、全国トップへの意欲を示した。

 「長寿ボウラー」は、同協会に加盟するボウリング場で月1回以上プレーする80歳以上の男性、75歳以上の女性、夫婦合計年齢150歳以上が対象。「横綱」は男性90歳以上、女性88歳以上、夫婦なら計170歳以上になると自動的に昇進する。

 原さんは、本八幡ハタボウルで練習のため毎週2~3ゲーム投げ、シニア世代のリーグ戦にも参加。「連続ストライクや、好スコアが出た時の刺激がボウリングの魅力。今は健康維持にも役立っている」と話す。

 ボウリング歴は、半世紀以上にもおよび、80代の時に270点を出す腕前。全てストライクの「パーフェクト」だと300点のため、アマチュアで270点を出すのは難しく、80代なら難易度はさらに上がる。「年齢を重ね、技術も向上した。力技だけでなくピンへの当て方を考えて投げている」とテクニックの極意を打ち明ける。

 ただ、90歳で膝を痛めてからなかなか好スコアを出せないのが悩み。それでも「いつも『どうすればパーフェクトを出せるか』を考えて投げている。本当に楽しいし、若い人にはまだまだ負けない」と笑顔を見せる。

 同協会によると、県内の「最高齢横綱」記録は2015年度の97歳。原さんは来年の番付で県内記録に並ぶ。本年度の全国最高齢は沖縄県の103歳男性。

 本年度の番付には、県内から男性199人、女性268人、夫婦48組が登録。年齢別に「横綱」「大関」「関脇」「小結」「前頭」に分かれ、規定をクリアすれば、男性80歳以上、女性75歳以上、夫婦合計年齢150歳以上で「前頭」となり、年齢を重ねるごとに昇進する仕組み。

 番付に載っている人数は、10年に男女合計3218人から、本年度は7597人と2倍以上に増加。本八幡ハタボウルでも、利用者のおよそ8割は60代以上で、3年間で利用者は2割ほど増えているという。

 同所に通う船橋市、西尾美枝子さん(80)は「一度プレーした人とは友達になれる。会話を楽しみながらプレーできるところが好き」とボウリングの魅力を話し、根本剛支配人(43)は「決まった時間に行けば仲間がいる。シニア世代の憩いの場になっている」とご長寿ボウラーを歓迎している。

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