日常生活で蟻をリスペクトするようになった!?――『アントマン&ワスプ』主人公スコット・ラング役のポール・ラッドさんインタビュー

2018年8月31日(金)より、日本での公開がスタートする『アントマン&ワスプ』。本作は、世界興行収入No.1シリーズのマーベル・スタジオ最新作にして、映画史上最小にして最強の男女ヒーローコンビが贈る、ユーモアあふれるバディ・アクションムービーです。

本稿では、主人公のスコット・ラングを演じるポール・ラッドさんへのインタビューをお届け。ヒーローを演じるようになって変わった心構えや、撮影時の苦労について語っていただきました!

「僕に興味を持ってくれてありがとう。感謝の気持ちを伝えたいよ」――『アントマン&ワスプ』の制作が決定したときの心境を教えてください。

ポール・ラッドさん(以下、ポール):いやあ、ワクワクしたね。1作目のときも最高だったけど、それを超える最高な気分だったよ。3本目もできるといいんだけど、それはまだわからないからねえ(笑)。

――主人公のスコットは物語の中で、娘のキャシーを心の支えにして戦っていますよね。ポールさんは、なにを心の支えにして撮影に挑まれましたか?

ポール:家族だよ。妻と子供、彼らが支えてくれるからこそ、僕はこの仕事をすることができるんだ。撮影が始まれば、長い時間家から離れることになってしまうからね。毎週末は撮影も休みだから本当は帰って家族と過ごしたいんだけど、行ったり来たりするのは大変だからそうもいかない。罪悪感もあるけど、彼らがワクワクしてくれていると知っているから、それも薄まるんだ。誰かに応援してもらえると、やっぱり嬉しいよね。

――ヒーローを演じるようになって、日常生活で変わったこと、意識するようになったことはありますか?

ポール:普段から"アントマンだ!"と、子供たちにいってもらえるようになったね。彼らと話しをするのはとても楽しいんだ。ただ、変わったことの中で一番大きいのは、蟻に対してリスペクトするようになったことかな(笑)。彼らを殺したりするのはダメだ。家に入ってきても彼らの邪魔にならないようにどくようになったよ。

――本作では、前作に比べてコミカルなシーンが増えているように感じられました。ポールさんは脚本にも参加されていますが、笑いを作る上でどういった点で工夫をしましたか?

ポール:普通の家族をテーマにしたことかな。親は子供にとっていい親でありたいと思うし、子供は親に誇らしく思ってもらえるような存在でありたいと思うだろうし。そういう普通の家族が、まったく普通じゃない状況に放り込まれたとき起きるユーモアが、この作品には溢れているんだよ。それは普遍的なもので、だからこそ、世界中に伝わる面白さがあるのかもしれないね。

――前作『アントマン』では「きかんしゃトーマス」、今作では「ハローキティ」のアイテムが劇中に登場しましたが、もし3作目があるなら、今度はどんなキャラクターに登場してもらいたいですか?

ポール:ちっちゃな玩具が人を殺せるような兵器になるというのが面白いよね。1作目、2作目の頃から、アイディア自体はたくさん出ているんだ。そんな中に本格的に考えているのがあるらしいんだけど、どうなるかはまだわからないかな。

――『アントマン&ワスプ』の見どころのひとつは、小さくなったり大きくなったりして繰り広げられる独特のアクションだと思います。今回はすりぬけるゴーストも登場して非常に見どころが多いアクションになっていましたが、撮影時に苦労したことはありますか?

ポール:アクションシーンは、特に小さなスコットと普通サイズのホープとでリュックを渡し合うシーンは、VFXの観点からみても非常に時間がかかったんだ。あれだけで一週間くらいはかかったのかな。それぞれ別々に撮らないといけなくて、その上でお互いの手の位置をあわせたりしないといけなかったからね。

それから、子供みたいなサイズになっているシーンでは、あのサイズにあわせた大きめのセットを作っているんだ。一生懸命手を伸ばしても届かないドアノブとか、開けるのが大変な巨大なリュックとか、とにかく手間のかかる撮影だったよ。

――実は、この後ペイトン・リード監督にもお話を伺うことになっているんです。せっかくの機会なので、リード監督に訪ねてみたいことはありますか?

ポール:リードはドラマーだったんだよ。30年くらい前に、メンバー全員がヒーローの格好をしていたんだけど、そこでリードは、なんとアントマンの格好をしていたんだよ。次はいつドラムを叩くのか、ぜひ訊いてみたい。彼がドラムを叩いているとこを見てみたいんだ(笑)。

――最後に、ファンミーティングで日本のファンとも交流されると思いますが、伝えたいことはありますか?

ポール:この作品に興味を持ってくれたこと、そして僕に興味を持ってくれたこと、本当に感謝しているよ。以前日本にやってきたときに一番の嬉しかったことは、出会った人たち全員が素敵だったということなんだ。日本に来たことを特別な思い出にしてくれてありがとう。はやくみんなと再開して、この感謝の気持ちを伝えたいよ。

『アントマン&ワスプ』作品情報

<スタッフ>
監督:ペイトン・リード
脚本:クリス・マッケナ エリック・ソマーズ ポール・ラッド アンドリュー・バレル ガブリエル・フェラーリ
製作:ケヴィン・ファイギ スティーヴン・ブルサール
製作総指揮:ルイス・デスポジート
製作総指揮:ヴィトリア・アロンソ
製作総指揮:チャールズ・ニューワース スタン・リー
共同監督:ミッチ・ベル
撮影監督:ダンテ・スピノッティ, ASC
プロダクション・デザイナー:シェパード・フランケル
編集:ダン・レーベンタール, ACE クレイグ・ウッド, ACE
衣裳デザイン:ルイーズ・フログリー
視覚効果監修:ステファン・セレッティ
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
音楽:クリストフ・ベック
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン, CSA
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
 
<キャスト>
ポール・ラッド:スコット・ラング/アントマン
エヴァンジェリン・リリー:ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ
マイケル・ペーニャ:ルイス
ウォルトン・ゴギンズ:ソニー・バーチ
ボビー・カナヴェイル:ジム・パクストン
ジュディ・グリー:マギー
ティップ・"T.I."・ハリス:デイヴ
デイヴィッド・ダストマルチャン:カート
ハンナ・ジョン・カメン:エイヴァ/ゴースト
アビー・ライダー・フォートソン:キャシー
ランドール・パーク:エージェント・ジミー・ウー
ミシェル・ファイファー:ジャネット・ヴァン・ダイン
ローレンス・J. フィッシュバーン:ビル・フォスター
マイケル・ダグラス:ハンク・ピム博士

マーベル・スタジオズ提供 原題:ANT-MAN AND THE WASP 2018年アメリカ映画
カラー シネスコサイズ ドルビーサランド5.1&7.1 上映時間:1時間58分 字幕翻訳:林完治
 
『アントマン&ワスプ』公式サイト
『アベンジャーズ』公式Twitter(@AVG_JP)

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