筥崎宮で「幕出し」 「長持唄」歌い 参道練り歩く 博多町人文化連盟

放生会(ほうじょうや)でにぎわう福岡市東区の筥崎宮で、博多の町衆が宴を楽しむ「幕出し」があった。博多町人文化連盟(西島雅幸理事長)のメンバーら約40人が粋な着物姿で参道を練り歩く「長持ち道中」を披露した。

幕出しは、町人たちが炊事道具などを入れた長持ちを担いで参拝後、松原に幕を張って宴会を開いた行事。昭和初期に途絶えたが、同連盟が1975年に復活させた。

この日、男性は単衣(ひとえ)の着物、女性は和傘を携えた和装という風雅ないでたちで参加。時折立ち止まって「千代のナーエー 千代の松原」という「博多長持唄」を歌いながら参道を往復すると=写真、行楽客らが物珍しげにスマートフォンで撮影していた。西島理事長は「これからも博多町人の古い行事を大事にしたい」と話した。

=2018/09/16付 西日本新聞朝刊=

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