キャベツやレタスが安値、にんじんやトマトの高値続く 9月後半の野菜価格見通し

 農林水産省の発表によると、キャベツ、レタス、はくさいなどの葉物野菜の生育が順調で安値となっている一方、にんじん、ねぎ、トマト、ほうれんそうなどが高値となっていることが分かった。

■キャベツやレタスが生育良好  14日、農林水産省が9月後半における「野菜の生育状況及び価格見通し」を発表した。現在の生育状況において平年並みとなったのは、だいこん、はくさい、なす、ピーマン、じゃがいも、さといも、玉ねぎ。良好だった野菜はキャベツとレタスで、「7月末以降の適雨により、生育が良好となり、大玉傾向」とのこと。不調となったものでは、にんじんが小ぶり、ほうれんそうは細身。ねぎは台風21号により「倒伏や折損が生した」。また、きゅうりとトマトは「落花が発生」しているという。

■キャベツ、はくさい、レタスがお買い得  9月1日から11日における東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比に関して、特に安値で推移している野菜はキャベツ。その他の野菜では、はくさい、レタス、さといもが安めの価格だ。

 反対に高めの価格となっている野菜は、にんじん、ほうれんそう、ねぎ、きゅうり、なす、トマトなど。その中でもトマトは1日から11日まで全て平年比で高値となっている。しかし、ほうれんそうは8日までは平年比以下で推移していたところ、10・11日と急に平年比から高値となっている。

■キャベツ、レタスの安値が続く  今後の生育、出荷及び価格見通しに関しては、平年並みとしている野菜は、だいこん、はくさい、なす、ピーマン、じゃがいも、さといも、玉ねぎ。高値水準で推移としている野菜は、にんじん、ほうれんそう、ねぎ、きゅうり、トマトがある。反対に安値水準で推移としている野菜は、キャベツ、レタスの2つ。

■気になる地震の影響  今回の発表がずれ込んだ原因について、台風の発生が相次いだことと、9月6日に北海道胆振東部地震が発生したため、野菜の生育への影響等を把握する必要があったためという。

 そこで、例えば主産地が北海道のじゃがいも(北海道が92%)、玉ねぎ(同93%)を見ると、どちらも「北海道において、生育が平年並みであるため、出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み」としている。電力不足などが続くようだが、見込みが外れないかが気になるところだ。

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