河本結が涙のステップ2勝目「賞金ランク1位を獲って同級生に刺激を与えたい」

今季ステップ2勝で賞金ランク1位に浮上した河本結、優勝インタビューでは涙も…(撮影:鈴木祥)

<山陽新聞レディースカップ 最終日◇16日◇東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,380ヤード・パー72)>

国内女子ステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」最終日は、1打差の2位タイからスタートした河本結が逆転勝利。「Skyレディース ABC杯」以来の今季ツアー2勝目を達成した。

7月のプロテスト合格の“同期”林菜乃子とのせめぎあいとなった最終日。2つスコアを伸ばし、首位タイで迎えた前半上がりの9番は、スコアで並ぶ林に、先に10mのバーディパットを決められたが、「“私も絶対入れる!”と気持ちで入れたパット。このバーディがカギになったと思っています」と7mを入れかえし、トータル13アンダーでハーフターンを迎える。

13番で落とすも、続く14番は「死んでもバーディを獲る」と気合を込め、バウンスバックに成功。林、柳澤に1打リードで迎えた最終18番パー5は見事2オンに成功し、約13mのイーグルパットを1m以内に寄せ、バーディ締め。ウイニングパットを決めたあとは、18番グリーンを囲んだ観衆に向けて、最高の笑顔を見せた。

18番グリーンで行われた優勝インタビューで、涙を見せた河本。「素直に嬉しい。Skyレディースは2日間(荒天のため36ホール)でしたが、3日間戦えて勝てたので。毎日すごく応援して頂いて、心の支えになりました」。今大会は3日間通して大会記録となる15905人のギャラリーが訪れたが、大きな声援に感謝を述べた。

「先週の(女子プロ選手権での)ルーキーキャンプで、黄金世代と呼ばれて活躍している同級生のプレーを外側から見ていましたが、“私もここに出たい”という悔しい思いと、“やってやる”という気持ちが芽生えました。ステップで成績を残して、存在感を見せたいですし、私も同級生に刺激を与えたい。いまは“レギュラーツアーで優勝する!”という夢のようなことばかりをいっていてもダメ…現実をみなければいけない。目の前の試合を1つ1つ集中する。ステップは残り5戦ありますが、賞金ランク1位を獲りたいです」

ステップでの1戦1戦も、将来の目標である世界で戦う上での準備と捉え、全力を尽くすと河本。今大会終了時点でステップ賞金ランク首位に浮上したが、3日後の19日(水)にすぐさま開催される「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」も必勝を掲げて戦う。(文・標英俊)

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