ワトフォード対マンUで見えた5つのこと。ポグバは自身の役割を見つけた?

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日本時間15日に行われたワトフォード対マンチェスター・ユナイテッド。全勝中のワトフォード対もがき苦しむユナイテッド一戦は、後者が2-1で制した。今回はこの試合から見えてきた5つのことをご紹介する。


フェライニとの契約延長は正しかった。

今夏にマルアン・フェライニと2020年6月まで契約を延長したユナイテッド。契約延長した当時は賛否両論あり、皮肉まじりのジョークもSNS上で多く見られた。しかし、ワトフォード戦でフェライニは自身が契約を延長する価値のある選手だということを明白にした。攻撃面での戦略が明らかなものだったとしても、フェライニを止めることは難しいということがよく分かった。彼のフィジカルが活かされるのは守備面でも同じだ。セットプレーやロングボールに抜群の強さを発揮した。もちろん、彼のボールタッチに問題はある。ファーストタッチは悲惨なレベルだし、タッチ数が増えればロストの可能性は非常に高い。マークを外して、最終ラインまで下がってしまうこともある。それでも彼のポジショニングの良さや、瞬間の判断の良さが消えることはない。クリス・スモーリングへのアシストを記録した際の動きも秀逸だった。


GKの重要さ

ユナイテッドはこの試合でより多くの得点を挙げることができていたかもしれないが、そこに立ちはだかったのがベン・フォスターだ。前半だけで8本のシュートを放ったユナイテッドだが、フォスターは2失点で踏ん張った。対するワトフォードも前半から多くのシュートチャンスに恵まれた。しかし、ユナイテッドのGKはダビド・デ・ヘア。ビッグセーブでワトフォードの襲撃を1失点で耐えて見せた。試合内容やゴールまでのフェーズももちろん重要だが、最後の最後に踏ん張りを見せるのはGK。試合結果を左右する大きな存在ということが再確認された試合だろう。


輝いたポグバ

ポグバは自身の役割が明確に示された試合では常に最高の状態でプレーしてきた。ユナイテッドがひし形の4-4-2でワトフォード戦を戦ったことで、そのポグバを目の当たりにすることができた。精度の高いパスはピッチ上を隙間を正確に通り、ダイナミックなドリブルはボールを前に前に前進させた。ネマニャ・マティッチのパフォーマンスにより、ひし形の4-4-2が徐々に機能しなくなったことで、ポグバもパフォーマンスを落としたが、それまでの時間のポグバはまさにワールドクラスだった。


自身の価値を示したカバセレ

ワトフォード側に目を移すと、ベルギー人CBのクリスティアン・カバセレに目が行く。アレクシス・サンチェスやロメル・ルカクと常にマッチアップを余儀なくされていた。しかし、ユナイテッドがどのような攻撃を仕掛けようとも、カバセレは常に上をいっていた。多くの選手のカバーリングをこなし、ユナイテッドのカウンターを跳ね返し続けた。試合最終盤に見せた決定的なヘディングを決めていれば、間違いなくヒーローだった。


マンUの勢いは増している

ジョゼ・モウリーニョ監督の3年目の呪いというジンクスに苦しめられているような今シーズンのユナイテッドだったが、ここにきて2連勝を飾った。印象的な結果ではないかもしれないが、全勝中のワトフォードに競り勝ったのは大きい。また、連勝を飾った2試合で採用したひし形の4-4-2はジェシー・リンガードやポグバの良さを最大限生かすことができている。マーカス・ラッシュフォードをストライカーの選択肢に入れることも可能になった。不安だった最終ラインもスモーリングとビクトル・リンデロフが最低限以上のプレーを見せてくれた。現在のユナイテッドは完璧ではない。だが、シーズンを終えたころには何かを成し遂げているかもしれない。